高校の先生は進路相談をしてくれない?!
この間、人気店のオーナーシェフとお知り合いになる機会があったので、
お家でも簡単に本格パスタを作るにはどうしたら良いですか?と聞いたのですが、
「いや、僕は和食専門なので分かりません…。 」
と答えられてしまいまして
「すみませんんんんッ」
と、そのあとの恥ずかしすぎてまともに会話出来なくなってしまいました。
だって、オーナーシェフというからには、イタリアンだと思うじゃないですか!洋食だと思うじゃないですか!
それにパスタとか調理学校でやりそうだし、何か僕ら素人が知らないことを知ってて良いと思ったんです。
んで、何が言いたいのかといいますと、
高校の先生も同じなんですよね。
高校の先生は、勉強を教えることが専門なので、進路相談は当たり前ですが専門ではありません。
誤解を恐れずにいいますが、"高校の先生は進路相談ができない"と言う事実は、進路選択をする上で頭の片隅に留めておいて欲しいと思います。
※もちろん全員が全員ではありません。
なぜそのように思うのかと言いますと、
・高校の教師になるためには、全員がすべからく、大学卒業である(≒専門学校の実体験を知らない)
・少子化の中、高校も生き残りをかけており、高校の評価が”どの大学に何名輩出したか”で決まってしまっており、大学入試以外の進路の情報に疎い。
こんな調査結果もあります。
高校の進路指導・キャリア教育に関する調査|レポート・調査|リクルート進学総研
高校の進路指導の悩みで一番多いのは”入試制度の多様化”ということですが、多数の大学が毎年様々な入試方法をとるため、入試制度について最新の情報が把握しきれていないということだそうです。
ここでも前提が「大学入試」なのです。
高校の先生の進路指導の知識というのは、進学が大学の人にしか当てはまらない、偏った知識になってしまっている傾向が強いです。
そもそも先生になるためには、大学に通っていなければならない訳ですから。
しかし決して悪いことではないと思っています。
餅は餅屋、進路相談はまた別の専門家にお願いしてしまえば良いと思います。
私自身、高校生の頃にもっと専門学校について、先生が教えてくれていたら今とは全然違う道に進んでいたかもしれないなあ、と思いますし、そういった進路の専門家にもっと話を聞きたかったなと思います。
このブログがそういった、より多くの高校生に見てもらって、専門学校も含めて自分の進路を考えるきっかけになれるよう頑張ります。
この情報が必要としている人に届きますように。
▼じゃあ、進路ってどうやって考えたらいいの?というお話