自分にあった進路を見つける話

進学について調べたり、見たり、聞いたりした話しをまとめていきます。とりあえず大学進学の風潮に異議あり。

専門学校が人気を取り戻すために

高校を卒業したら。

大学進学か、専門学校進学か、就職か。

 

この中で最も低いのが専門学校への進学です。

(大学進学率:約55%、専門学校進学率:約16%、就職率:約18% ※平成28年度学校基本調査より)

 

なぜ専門学校は人気がないのでしょうか。

ひとつは、専門学校の良さがまだまだ高校生に、そして高校の先生や保護者に伝わっていないということがあると思います。

もう一つは、専門学校がこれからの時代に合わせて変化をしなくてはいけないのだと思います。

 

ハウステンボス、和田中学校、プロレス、広島カープ・・・etc

人気を取り戻したものは皆、広告効果と時代に合わせた変化の相乗効果でV字回復を遂げています。

 

専門学校が人気を取り戻すために必要と考えられる「変革」とは?

 

・専門学校の成り立ち

そもそも専修学校(専門学校)の成り立ちは、昭和51年に新しい学校制度として創設され、学校教育法の中では「職業若しくは実際生活に必要な能力を育成し、又は教養の向上を図る」ことを目的とする学校であるとされており、「実践的な職業教育、専門的な技術教育を行う教育機関」と定義されています。
 つまり、専門学校教育の中心は「技術の習得」にあるようです。昭和の頃は大量生産大量消費、生産性=人でしたから、実際に現場で特定の作業だけを行う人材を育成するということは、当時の教育機関として当然の役割だったと思われます。専門学校で養われる「専門」とは「特定の技能」と言えるかもしれません。

 

・これから専門学校に求めらる「専門性」とは

これからの時代に求められる「専門」とは技能に限られたことではないと思います。専門分野を軸にした考え方や発想というような「専門的な知見」というも併せ持つことが求められると思います。例えば、調理でいえば、美味しい料理を作る技術だけではなく、食物の栽培や栄養などの知識に通じていたり。そして、調理を通じて自分なりの哲学をもつ、までが専門学校の教育で行われる必要があると思います。

職業人を育てるのではなく、専門家を育てる。

自分の専門分野をもって、社会と向き合う事で、自分に対しての自信や誇り、そして稼ぐ力を身に着けることができるのではないかと思うのです。

 

・社会人が通い安い体制にする

とはいえ、高校生のうちから自分の専門性を見つけることは簡単ではありません。18年そこそこで知れることなんてたかが知れています。社会に出て働いてみて、初めて知れることもたくさんあります。

だから社会人こそ、専門学校に再進学をしてほしい。自分が働いた経験を活かして、その経験に専門性を追加することで、他の人にはまねできない自分になれると思うのです。

また今までの時代は、藤原和博氏も言うように「人生富士山型の一山」の人生観でしたが、これからの時代は「八ヶ岳連邦型」の人生観に変化していくと思われます。

そうすれば30歳や40歳での学び直しというニーズも着実に増えることが予想されます。

このニーズに応えるためには、専門学校が受入体制を整える必要があります。具体的には、学費の減免、奨学金の拡充、夜間部・単位制の導入、など。

高校生と違い、社会人は自ら学費を出さなくてはいけないですし、働いている場合は昼間部に通うというのは現実的ではありません。社会人を知り、社会人が通い安い体制を整えた専門学校がこれからの時代を生き残ると思います。

 

「職業技能を身に着ける学校」から「専門性を身に着ける学校」へ。

この変化が、専門学校人気を取り戻す鍵になると、思うのです。

幕末と現代を比べると、これからの進路指導が見えてきた

現代は、幕末に似ている。

明治維新以来の大変革期が、今まさに来ている。

このパラダイムシフトは、江戸から明治に移った150年前と同じ。

 

 

この話を聞いた時は、

日本人は幕末好きね。くらいしか思わなかったが、

なるほど、たしかに言い得て妙だなぁ。と司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んで思った。

竜馬がゆく歴史小説で、脚色されたものであったとしても、それはそれで面白いから良いでしょう)

 

幕末と現代は似ているな、と思うポイントは大きく3つ 

①絶対的な場所(藩・会社)に固執

②絶対的な場所を手放した者が活躍

③なぜ絶対的な場所を手放せたのか

 

特にこの「 ③なぜ絶対的な存在を手放せたのか」ということを考えた時に、

明治維新以来の大変革期が、今まさに来ている現代をどのように生き抜け方法が見えてきた。「手放せたのか」を実行すれば良いのだから。

そして、手放す方法を教えることがこれからの進路指導であり、学校に求められることだと思ったのでまとめる。

 

 

①絶対的な存在に固執

◯幕末

幕末の絶対的な場所とは「藩」。藩が人々の生きる土地の全てであった。

また身分階級がはっきりしていて、生まれた階級の中でしか生きれなかった。武士といっても、上士と郷士とで扱いが全然違う。がちがちの身分制度。特に土佐藩は他藩に比べてもその身分差は大きく、たとえ裕福な郷士だとしても殿様に謁見することはできず、優秀な郷士だとしても城に登用されることはなく、貧しく才能にかけるとしても上士であれば役職者として迎えられる。

黒船が来て以降、日本全体に異変が起きている中でも、変わらず藩という存在は変わらないと思っている人は多かった。西郷隆盛大久保利通ですら、藩という存在を軽視できず、あくまでも藩を前提にした開国論、尊王攘夷論だった。

 

◯現代

現代の絶対的な場所とは「会社」。

高度成長期以降、日本企業の成長を助けたのは「終身雇用」「年功序列」「年金制度」etc

それによって、最初に入った会社で定年するまで働くことが良いとされていた。つまり最初に入る会社が、ある意味でその人の階級を決定するような時代。

どんなに優秀であっても二流三流大学では有名企業に入れず、逆に対して優秀でなくても有名企業に入れる。そして最初に入った会社の有名度によって一生がある程度決まる。

最近はそんなことないでしょ、と言われそうだけれども、意外とそんなことはない。

まだまだ最初に入る会社が階級を決定すると思っている人は多く、またそんな会社に勤めている諸先輩方は今の会社にいれば一安心と思っている人がまだまだ多い。

 

②絶対的な場所を手放した者が活躍

◯幕末

当時、藩を捨てることは死罪であったが、それでも坂本龍馬は脱藩をし、藩にとらわれることが無くなってから活躍をした。

もちろん西郷隆盛大久保利通などは脱藩せずに、自藩に所属したまま活躍した人物も多くいる。また勝海舟など幕吏にもかかわらず、活躍した人物は多くいる。

しかし彼らも藩や幕府にこだわっていたがために、自分の意見を通せず、判断を誤らざるを得ない時があった。

 

◯現代

 メディアやニュースで取り上げられる現在活躍されている人は、やはり大手企業の誰々というよりは、会社から独立された人が多い。書店に行けばそんな人たちが書いた本が所せましと並べられている。

もちろん会社に所属しながら活躍されている人も大勢いる。しかしその人の経歴を見ると、入社してからずっと同じ会社という人は稀だと思う。

 

 

③なぜ絶対的な場所を手放せたのか

 

坂本龍馬がなぜ脱藩できたのか。そこには数々の犠牲とリスクがあったはずだ。現に坂本龍馬の姉は、龍馬の脱藩がきっかけで自害をしている。逆に、西郷隆盛はなぜ脱藩をしなかったのか。

現代においても、会社から独立できる人が大勢いる一方で、会社から独立できない人も大勢いるのはなぜか。

 

比較して考えた結果、こういうことじゃないかな、と思ったことは2つ

1)武器があった

2)どうしてもやりたい、好きな事があった

 

1)武器があった

坂本龍馬は剣術が免許皆伝の凄腕で、数多の死線を剣出来る抜けている。強くなければリスクを背負って危ない真似は出来ない。

更に当時は剣が強ければ一目おかれる。知識に長けていても一目おかれただろうが自分の身は守れない。だからどんなに知識人であっても、倒幕を大声で唱えるものはいなかったし、唱えたとしたらすぐに死罪だった。

 

そう考えると現代は大いに寛大で、殺されるリスクは限りなくゼロに近い。一目おかれる武器さえあればよい。

ただ、幕末と比べるとこの武器を手に入れることが至難の業で、並大抵の知識ではGoogleに負けるし、並大抵の技術では直にAIに抜かれる。

 

2)どうしてもやりたい、好きな事があった

竜馬がゆく」を読んで一番驚いたことは、龍馬はただの船好きだったということだ。

船に乗って、世界中を航海して、商売をしたい。その好きだけで、水夫に航海技術を学び、日本初の株式会社を作り、大政奉還まで起こした。龍馬の倒幕の目的が、他の志士たちと違って、人間臭くて、とても好感をもった。

 

現代活躍されている人たちも、とにかく自分がやっている事が好きという人ばかりだと思う。

少し前は「好きな事ばかりして食っていけるほど仕事は甘くない」と、一蹴されて終わりだし、自分自身でもそう思っていた。しかし、最近はそんなこともなくなってきたと感じる。好きな事を仕事にした人から活躍している。ただし、並大抵の好きではなく、どうしてもやりたい好きな事に限る。

 

 

坂本龍馬は、武器があって、やりたいことを見つけても、すぐに行動したわけではない。武市半平太をはじめとした同士たちが死んでいく中でも、まだ時代が追い付いていないと言って、時代が変わるのを待ち続けた。

大政奉還後の世界にようやく、大好きな船を仕事できる時代が広がっており、その前に潰えてしまったことは不運に思う。

 

しかし現在はもう、現代の大政奉還後の世界だと思う。

大政奉還は、インターネットの普及に始まり、スマホSNS、AI・・・数々のテクノロジーが起こしてくれた。下地も、武器をもっていた免許皆伝並の凄い人たちが作ってくれた。

現在は、好きな事を仕事にすることができる。

そのことを踏まえて、進路を考えてほしい。

 

本気でオススメ出来る専門学校(2):JAM日本アニメ・マンガ専門学校

専門学校<大学

 

この公式がどうしてもなりたってしまうでしょう。

現在の日本において「大学に行けるのであれば、行った方がよい」といった話は良くある話。

 

ただ専門学校の中には、大学卒という学歴を捨ててでも行く価値のある専門学校があります。

全国津々浦々、様々な専門学校を見てきた私が本気でオススメできる専門学校を、順次ご紹介していきたいと思います。

 

本気でオススメ出来る専門学校(2):JAM 日本アニメ・マンガ専門学校

少し間の空いてしまった第二弾は、大学では学べないような「漫画」という専門職を目指したい人のための学校【JAM日本アニメ・マンガ専門学校】をご紹介します。

この学校と出会って知ったことは「漫画家は夢職業ではなく、専門職である」ということです。

JAM 日本アニメ・マンガ専門学校 (http://www.web-jam.jp/

◆特徴

  • 新潟県にあるNSGカレッジリーグというグループ校のひとつ。
  • マンガ・アニメを中心とした学科のみ(マンガクリエイト科、コミックイラスト科、キャラクターデザイン科、アニメーター科、マンガ・イラストマスター科、ビジュアルデザイン専攻・研究科)
  • JAMキャラクターイラストコンテストを主催。企業と連携した授業や企画なども随時開催。

 

アニメや漫画は、中高生にも人気なのですが、高校3年生に近づくにつれて、敬遠される傾向にあります。

理由は様々あると思いますが、一番は「就職が難しそう」という点が大きいと思われます。

そんな数あるアニメ漫画の専門学校の中で、なぜ「日本アニメ・マンガ専門学校」をオススメするのか?

理由は大きく2つあります。 

  1. 就職が出来る
  2. 新潟にある

 

  1. 就職が出来る
 
前提として、アニメ・漫画分野は、医療や美容など、国家資格取得を目指す専門学校などにくらべて、同分野への就職は難しいようです。
折角、専門学校で勉強しても、その専門分野を活かして仕事が出来ないということは寂しいことですが、アニメ・漫画の分野はまだまだ実力ありきの職業であることは否めないでしょう。(本来は、人の命を扱う医療や介護もそうであってほしいですが)
 
そのような環境の中で、どうすれば就職ができるのか。
様々な先生方にお話をお聞きして感じた「アニメ・漫画で就職できる人」は、
1)技術がある
2)就職会社との縁(コネを含む)
この2つじゃないかな、と思います。
尾田栄一郎さんのような天才は別ですが。
 
1)技術がある、はイラストのクオリティもさることながら、書き上げる速さ、着想の速さなど、仕事を仕上げる力のことです。トップレベルの技術じゃなくても、食うのに困らないレベルの技術力です。
この技術力を上げるためには、どれだけ書くかという量しかないと思います。
後ほどオススメ理由でも説明する「新潟にある」にも関係しますが、2年間集中して、この技術力を磨くのに、JAMは良い環境だと思います。
 
2)就職会社との縁(コネを含む)ですが、結局のところ、技術力があっても会社に見つけてもらえなければ、就職は出来ないわけです。
出版社に応募したり、ネットで公開したりという方法もあるかもしませんが、その中から業界の人に見つけてもらうなんてのは、広大な砂浜の中で、たった一つの砂粒を見つけてもらうことに等しいです。
本気で好きなことで就職をしたいならば、コネだろうとなんだろうと、業界の人に会わねばなりません。JAMにはそういったチャンスがたくさんあると思います。
 
 
   2. 新潟にある
先に述べた通り、アニメ・漫画に関わる仕事は、技術職です。どれだけ自分の技術があるかが大きなカギになります。
2年間はあっという間です。その2年間でどれだけの量を出来るのか。そのために、どれだけ集中できる環境を作れるか。
JAM日本アニメ・マンガ専門学校のある新潟駅は、東京や大阪程の華やかさ、楽しさは少ないですが、地方都市として街がコンパクトにまとまっていて、必要なものは大抵揃います。
そして冬はとても寒い。冬はほぼ曇り空。雪も積もる。外に出れない・出たくないなんてこともしばしば。
裏を返すと、新潟は技術研鑽するための外部環境をつくりやすい、と思っています。
(※偏見ですが。だからこそ、新潟は専門学校進学率が全国2位で、NSGという巨大な専門学校グループが成り立つのではないかな~と思っています。)
 
 
 

【こんな人にオススメ!】

・本気でアニメ・漫画の分野で仕事をしたいが、親を説得できなくて困っている高校生(一度、親御さんとオープンキャンパスに参加してみてください!)
・好きなことで飯を食ってく!と現職を辞めてアニメ・漫画業界に飛び込みたい社会人
職業実践訓練給付金があるので!
 
 
日本のクールジャパンを牽引する「アニメ・漫画」の業界の第一線で活躍されている人にお話しをきくと、意外と?大学卒でない方もいらっしゃいます。その度に、大学でないと世界と渡り合えないなんてことはないな、と実感します。
興味がある方はぜひ一度、オープンキャンパスに参加してみてください!
 

進路落語3:目黒の大学

高校教師の進路指導は、まだまだ社会をご存知ありません。

だからこそ色々なところで情報を得て、少しでも生徒の役に立つようにと考えていらっしゃる。

それでも、大学進学率が学校の評価になるこの現代。ついつい、大学ばかり薦めたくなってしまうものなのでしょうか。

 

ある秋のこと、地方の高校で2年生を担任するこの男も、進路指導に役立つ情報を得るために東京に出張に来ていた。

この男、まだまだ進路指導を知らず、高校卒業後の進学と言えば大学くらいしか知らなかった。

 

日も暮れ一通り大学を回ったところで、一杯酒でも飲んで長野に帰ろうかと考えて、赤提灯の点いたこじんまりとした小料理屋に入って、カウンターに座った。

時間が早かったのか、お客さんは他に誰も居らず、店主が付きっ切りでお酒を注いだり、料理を出したりしてくれた。

 

料理も酒も、もちろん美味しいのだが、この店主の話がまた面白い。

歴史や文化、経済動向、政治、社会とどんな話題でも高校教師のこの男がうなるほどの話をしてくれる。

この男はすっかりこの店主に惚れこんでしまった。

話も酒も進み、酔いの回ってきたところで、この男たまらず店主に

「私は高校教師をしていて、生徒の進路指導をしております。店主の教養の深さ、料理のうまさに感激している。いったい何処の大学の出身なのですか。今後の進路指導に役立てたい」

 

すると店主、

「いえいえ、私は大した大学ではありませんよ。名前も知られていないような、目黒にある大学です。料理は大学生の時にアルバイトをしていた居酒屋で覚えただけで。今なら、調理師の免許が取れる専門学校に通えばよかったなあ、と思うんですが」

 

 

 

時は経ち、高校3年生になった生徒らが真剣に進路を考える頃になった。

そこである生徒が、この男に相談にやってきた。

 

「私、将来は小料理屋をやりたいと思っていて、大阪の学校か東京の学校かで迷っているんです」

 

「そうか、そうか。迷っている大学はどんなところなんだ?」

 

「いや先生、大学じゃなくて専門学校にしようと思ってて。

大阪の学校は歴史も長い関西一の調理学校で、卒業生の実績も十分なんです。東京の学校はまだ新しいんだけど設備が綺麗で、しかも東京にあるから、放課後は色々なお店を見ることも出来て良いかなーって思ってるんです」

 

「なに?小料理屋をやるのに専門学校に通おうとしているのか」

 

「え、だって、小料理屋をやるためには調理師の免許が必要でしょ?そのためには調理の専門学校に通わないと・・・」

 

「いや、それはいかん。小料理屋をやるなら進学先は、」

 

目黒の大学に限る

 

進路落語2:出来心(花色木綿)~大学合格自慢ver

 

有名な大学に入る事。

それは受験をする当人たちのステータスになる以上に、奥さまたちにとって重要なステータスになることは往々にしてあるのです。

あのお宅には負けたくないから、ちょっと見栄を張ってしまう、そんな出来心のお話です。

 

「はぁ、敏子さんは良かったわね、息子さんが京王大学に入れて。うちはダメだったもの。今日これから良子さんに会うのが重たいわ。絶対に、息子の京王大学入学自慢になるもの」

 

「そんなことはないわよ。ここだけの話にしてね。実はうち、、、京王大学に顔が利いて、、実は裏口入学なの。聡子さんには言ったけれど、良子さんには絶対に言えないわ...」

 

「そうなの...!」

 

「準備も大変だったんだから、教授たちに偶然を装ってあって、仲よくしたり。良くわからない話の後援会に出席したり。打合せのために行ったこともないような料亭を予約したり...。もうこりごりだわ」

 

「それでも京王大学に入れたことは変わらないんだから、いいじゃない。どうしよう、良子さんにバカにされるわ…私、勢いでウソついちゃうかも」

 

「気にしすぎよ、ちょっとお手洗いに行って来るわね」

 

 

 

「あら~、聡子さん、お待たせ~。敏子さんは?」

 

「良子さん、敏子さんは今ちょうどお手洗いに行っているところよ」

 

「そうなの。ところで聡子さん、敏子さんのところ息子さん、受験はどうだったの?3人で京王大学に通うっていうお話は実現しそうなの?」

 

「…え、ええ。何とか3人とも京王大学に入学できるみたいですよ」

 

「あら!そう!良かったわ~、全員同じ志望校だったのに、うちだけ先に指定校で決まってたじゃない?誰か落ちてしまったらどうしようかと思っていたの。気を遣っちゃうじゃない。さっそく入学式の打合せもしなくちゃね。制服の準備も大変そうだし」

 

「せ、制服ですか?」

 

「そうよ、入学案内に書いてなかった?入学式は伝統の制服着用でお願いします、て。今時、制服統一で、しかも裏地は花色木綿だなんて。さすがお金持ちの伝統校は違うわね~」

 

「あ、ああそうでしたね。準備しないとな~花色木綿」

 

「ところでお宅の息子さんは何学部?文学部?法学部?それとも理工学部?」

 

「えーと、法学部だったかなぁ..と.」

 

「あら凄いわね!法学部だなんて、一般で入れたの?推薦入試?それともAO入試で?」

 

「(あら良子さん来てるわね、聡子さん、あたふたしてるけど何の話をしているんだろう)」

 

「ええーと、AO入試...だったと思います…。うちの子、そんなに頭良くないから」

 

AO入試でも立派よ!京王大学のAO入試は受験資格をクリアするのだって難しいんだから、しかも試験内容は他の大学のAOと違ってグループディスカッションだったり、対策が難しい内容だったりするんだから。どんな準備をしたの?うちの下の子も来年受験だから、ぜひ準備を教わりたいわ」

 

「...えーと、う、準備、ですね...伝統校なので、裏地が花色木綿の制服を...」

 

「それは入学式の準備でしょ!私が聞いているのは、入試に向けてどんな準備をしたかよ!」

 

「あ、ああ~…そうでしたね。ええと、教授たちに偶然を装ってあって、仲よくしたり。良くわからない話の後援会に出席したり。打合せのために行ったこともないような料亭を予約したり...」

 

「ちょっと、さっきから聞いていれば、聡子さんの息子は京王大学に入学できなかったでしょう!」

 

「あら聡子さん。やっぱりそうなのね、さっきから話を聞いていれば、何にも知らないしおかしなこと言うし、怪しいと思った!どうしてそんなウソをついたの!」

 

「ほんの出来心なんです...。でも聞いてください、敏子さんの息子さんだって、裏入学なんですよ!」

 

「ちょっと、それは言わない約束でしょ!」

 

「なに?裏ってなによ!」

 

「ええと...裏は、花色木綿」

 

進路落語1:早稲田こわい

とある学校の放課後、 進路に悩む高校生たちが円になって会話をしてる
 
 
「もう俺たちも3年生だし、そろそろ進路考えなきゃなぁ」
 
「お前はいいよな、頭いいから早慶上智くらい余裕だろ」
 
「いやーうちはお金ないから、国公立しか行けんのよ」
 
「さすが、すげーなぁ。最低でも日東駒専出来ればMARCHくらい行きたいなぁ」
 
「知ってるか、指定校推薦を使えば、内申点だけで早慶上智MARCHいけるらしいぞ」
 
「そうなのか?それじゃあ俺は指定校で青山学院大学にしようかな。あそこはキャンパスが表参道だし、お洒落な子が多いっていうしな」
 
「じゃあ俺は立教大学にするよ。場所は池袋だし、何てったってキャンパスがお洒落だからな、偏差値だってそこそこ高いし」
 
「それをなら上智だろ〜、オシャレなうえに、学歴に箔がつく。帰国子女だって多いんだから」
 
「おいおい箔がつく大学目指すなら慶応大学目指さなきゃウソだろう、慶応ボーイなんて言葉もあるくらいだし」
 
「すごいな〜有名大学が指定校で行けるっていうんだから。ところで   辰はどこが良いんだい」
 
「ない」
 
「ないことはないだろう〜」
 
「ないっ」
 
「なんかあるだろう?おまえさんだって立派な大学にいきただろう?」
 
「立派な大学だって!おしゃれだ?キャンパスが綺麗だ?学歴に箔がつくだ?そんなことで進路選ぶことじゃないだろう。自分が大学でやりたいかで選べってんだ。それが名前だけで選んでるようじゃあ、どこの大学行ったって変わりゃしないよ」
 
「そういうお前の内申点なら、ぎりぎり早稲田大学だって行けるんじゃないのかい?」
 
「早稲田?!俺は早稲田にだけは行きたくないね。あの大学に通うなんて将来がこわくて、こわくて。勘弁してくれ。ぁあ、震えてきた、ちょっとトイレ行ってくる」
 
 
「ちぇっ、なんだあいつ」
 
「そうだ、指定校推薦の希望用紙にあいつの名前書いて、早稲田大学で出してやろう。他の奴は早稲田大学で出さないようにしてさ」
 
「いいねぇ、そうしよう。あのやろう前から気に食わなかったんだ、
ちょっと勉強出来るからって俺らのことバカにしやがって」
 
「早稲田って聞いただけで震え上がるくらいだ、早稲田に進学が決まったとなれば、気絶してしまうかもしれねぇ」
 
「ようし、そうと決まれば、早速用紙に名前を書いて職員室に提出しに行こう」
 
 
 
「おい、辰のやつが進路のことで話があるって、先生に呼び出されたぞ」
 
「おお。いよいよ先生の口から、早稲田大学への進学決定が告げられるんだな。あいつ、どんな顔するかね。泡吹いて倒れるところ見に行ってやろうぜ」
 
 
「なんですか先生、進路のことで話があるって」
 
「辰、まさかお前が指定校推薦で早稲田大学に決めるとはな。しかも、例年は倍率が何十倍にもなって先生たちも大変なんだが、今年はお前しか希望してこないとは。内申点ぎりぎりでも、合格は合格だ。早稲田大学いっても頑張れな」
 
「先生・・・」
 
「くっくっ、辰のやつ、驚いて返すことばもないか」
 
「先生、俺みたいなやつが、有名な早稲田大学に決まって嬉しいです!しかも俺しか希望してないなんて。早稲田大学に愛されてるなあ。大学でも頑張ります!」
 
「くそ!辰のやつに騙された!あいつ、早稲田大学は微塵もこわくないクセに、他のやつが指定校に選ばないように、早稲田大学がこわいフリをしやがったんだ」
 
 
「おい、辰!よくも騙してくれたな!こわい、こわい言いやがって。お前こそ、学校の名前で大学選んでるんじゃないのか」
 
「そんなことはない」
 
「じゃあ、辰は早稲田大学に行って何がやりたいんだ」
 
「俺か? 俺は早稲田大学で、単位が落としたい」

本気でオススメ出来る専門学校(1):専門学校桑沢デザイン研究所

専門学校<大学

 

この公式がどうしてもなりたってしまうでしょう。

現在の日本において「大学に行けるのであれば、行った方がよい」といった話は良くある話。

 

ただ専門学校の中には、大学卒という学歴を捨ててでも行く価値のある専門学校があります。

全国津々浦々、様々な専門学校を見てきた私が本気でオススメできる専門学校を、順次ご紹介していきたいと思います。

 

本気でオススメ出来る専門学校(1):専門学校桑沢デザイン研究所

第一弾は、美大と比較しても遜色ない、いや寧ろ上回っているのではないか?デザイン系専門学校の最難関校【専門学校桑沢デザイン研究所】です。

専門学校桑沢デザイン研究所 (http://www.kds.ac.jp/

◆特徴

  • デザイナー桑澤洋子によって1954年創立された日本で最初のデザイン系専門学校にして最先端をひた走る難関校
  • 渋谷と原宿の中間地点に校舎を構える
  • 入試に試験がある
  • 授業のレベルが高く実践的。業界の評判良い。

 

美大よりも高い、その評判の理由は?

なぜ良いのか?私なりのおすすめポイントを3つご紹介します。

 

  1. センスが抜群に良く、美的センスにあふれている環境で学べる。
  2. 講師陣のレベルが高い
  3. 夜間部があり、働きながら学べて、技術もつく
 
  1. センスが抜群に良く、美的センスにあふれている環境で学べる。
まずぜひ、資料を取り寄せて頂きたいです。
とてもとても凝ってるんですよ!
学校のパンフレットって味気ないものが多いのですが、
さすが桑沢デザイン研究所、デザインに凝ったパンフレットを作成されています。しかも毎年違うのです。
デザイン学校としてのプライドと自信をひしひしと感じます。
さらに学校がある場所は、流行発信地「渋谷」と「原宿」の中間地点。学校周辺を散策しているだけでもデザインセンスを刺激する魅力的な場所にあります。
 
 
   2. 講師陣のレベルが高い
 
講師陣もデザイン分野の第一線で活躍されている人・していた人が揃っており、大学の授業に負けない、場合によってはそれ以上のレベルの学習ができるとのことです。
講師に惹かれ、大学を辞めて、桑沢デザインを選ぶ人もいるそうです。
 
 
   3. 夜間部があり、働きながら学べて、技術もつく
 
夜間部は18時からで1年で卒業ができ、内容は昼間部の要点をスピードアップしたもの、だそうです。たしかに昼間部よりも学習環境としては大変だそうですが、それでも本気でデザイン分野を勉強して、キャリアアップ・キャリアチェンジにつなげていきたい社会人にとっては、かなりお得な内容だと思います。
また最近は、学費の関係でアルバイトをしながら、夜間分に通う高校生もいるそうです。
 

【こんな人にオススメ!】

・学校を卒業したらすぐに、デザイン分野の最先端で仕事をしたい高校生
・今の仕事が辞められずゆっくり学ぶ時間がない、けど本気でデザイナーを目指してる社会人
 
 
桑沢デザイン研究所は、学生も先生もデザインの魅力に取りつかれていて、そしてデザインを将来仕事にしたいと本気で考えている人ばかりなのを、ひしひしと感じます。
興味がある方はぜひ一度、オープンキャンパスに参加してみてください!